氷河 · ヴァレー州

アレッチ氷河

ヴァレー州のコンコルディアプラッツで三つの氷流が合流して生まれた、アルプス最大の氷河。

この画像は自由ライセンスの写真をもとに Swiss Highlights が制作した派生イラストです。

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アレッチ氷河はアルプス最大の氷河である。グローサー・アレッチフィルン、ユングフラウフィルン、エーヴィヒシュネーフェルトという三本の大きな氷流がベルナーアルプスの峰々から下り、コンコルディアプラッツで一本に合わさる。この合流点の氷の厚さは、地域の公式情報源が800メートル、別の調査は900メートル以上としている。肝心なことはここで決まる。上流で蓄えられた質量が、数十年後に末端の氷舌まで届く量を決めるからである。

下流では、氷河の表面がその合流の跡を伝えている。西のクランツベルクモレーン、東のトルークベルクモレーンという二本の中央モレーンが、それぞれの支流を延長する長く暗い帯を描き、高みから見る者に氷河の内部構造を可視化してみせる。氷は静止していない。年におよそ180から200メートルの速さで流れている。氷舌は現在およそ標高1,560メートルで終わり、そこから融水を運び去るマッサ川が始まる。

この氷河を記述する数字は互いに一致せず、その不一致自体が一つの情報である。長さは地域の公式情報源が20キロメートル、2010年の測定が22.7キロメートル、2001年12月の測定が23.6キロメートルとしている。面積は採用する範囲によって79から117.6平方キロメートルの間で、質量は100億から270億トンの間で揺れる。この幅は、測定の年代にも、測る対象としてどこに境界を引くかにも由来する。速く後退する氷河は、そもそも測りにくい。

この氷河は «スイス・アルプス ユングフラウ-アレッチ» の中核をなす。2001年にユネスコ世界遺産に登録され、2007年に範囲が拡張された。名称は氷河とそれを養う山塊とを結びつけている。守られているのは峰々、雪原、氷舌からなる一つの全体であって、単一の展望地点ではない。遺産の公式情報源はこれをアルプス最大の氷河地域と記している。全体はベルナーアルプスに位置し、ヴァレー州の領域にある。

この場所が特別な理由

その規模は、長さよりも厚さで測るほうがふさわしい。長さは測定によって20から23.6キロメートルと開きがあり、それ自体が争点である。一方、三本の流れが出会うコンコルディアプラッツには、800メートルから900メートル超の氷が積み重なっている。アルプス最大の氷河であり、後退を肉眼で読み取れる数少ない場所の一つでもある。1860年代の最盛期に比べておよそ3キロメートル短く、年によっては長さが50メートルも失われる。

歴史と成り立ち

氷河は涵養と消耗の収支として働いており、その収支は長く赤字が続いている。最後の最盛期にあたる1860年ごろ、氷河は今日より約3キロメートル長かった。観測は1880年以降で2,600メートルの後退を記録し、うち800メートルは1980年以降の三十年間に生じた。長さの損失は年に50メートルに達することがある。現在およそ1,560メートルで止まる氷河末端は、つい最近まで氷が占めていた磨かれた岩の回廊を背後に残している。

見どころと過ごし方

  • 高台からコンコルディアプラッツを眺める。ここでは大アレッチ氷原、ユングフラウ氷原、そしてエーヴィッヒシュネーフェルトという三つの氷流が合流し、氷の厚さは800メートルから900メートル以上に及ぶ。
  • 高台から見える暗い帯として現れる、クランツベルクモレーンとトゥルークベルクモレーンという二つの中央モレーンを見つける。
  • 標高約1560メートルの氷河末端まで、氷河の舌状部分を目で追う。そこからマッサ川が生まれる。

家族で訪れる際に知っておくこと

  • 氷河の表面は歩ける地形ではない。クレバスやスノーブリッジがあるため、整備された道以外のルートはすべて熟練したガイドの同行が必要となる。

カップルで楽しむ

  • ユングフラウ・アレッチのユネスコ世界遺産地区の中心にある高台の展望地点から、二人でアルプス最大の氷河を眺める。
  • それぞれの氷流に沿って伸びる中央モレーンを二人の目で追い、コンコルディアプラッツで合流する様子を眺めてみましょう。
  • 1860年以来約3キロメートル後退したという氷河の縮小を思いながら、高台から広がる風景の壮大さを実感する。
訪問前の注意

氷河の表面は散策のための地形ではない。クレバスやスノーブリッジがあるため、標識のある道を外れる行程はすべて、確かな技量をもつ案内に委ねる必要がある。

長さ、面積、質量の数値は情報源によって大きく異なる。ここに挙げた値には日付と出典を付している。

所在地

この場所の確認済み座標をもとに、要求時にGoogleマップのインタラクティブ表示を読み込みます。

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