国境の町 · バーゼル・シュタット

リーエン

バーゼル・シュタット準州の町。北側をドイツに囲まれ、バーゼルから六キロ。スイスでもっとも来館者の多い美術館がここにある。

この画像は自由ライセンスの写真をもとに Swiss Highlights が制作した派生イラストです。

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リーエンはバーゼル・シュタット準州の北東の角、ライン川右岸にあり、バーゼル中心部からは直線で六キロ。面積は10.86平方キロメートルで、ドイツとの国境が北側をほぼ丸ごと取り巻いている。その向こうはバーデン=ヴュルテンベルク州で、国境検問所はレーラハへ向かう街道沿いにある。シュヴァルツヴァルトに源を発し、自らが刻んだドイツ側の谷にその名を与えたヴィーゼ川が、町の領域を横切る。

2013-2018年の土地調査は、半ばまで市街化した土地を測っている。住宅・インフラ用地が48.6%、森林が25.2%、農地が24.2%、非生産的な土地が2.2%。旧集落は今も大きな村の面持ちだが、リーエンはスイス北西部でもっとも人口の多い自治体のひとつで、2024年12月31日時点の人口は22,534人、密度は1平方キロメートルあたり2,075人にのぼる。

地名が文字に記されるのは1113年が最初である。1270年、リーエンはバーゼル司教領に属し、1522年にバーゼル市が司教領から村を買い取った。大農園はやがて裕福なバーゼル市民の別邸となる。1833年に州が半州へ分かれると、町はバーゼル・シュタットに属した。1900年ごろ、路面電車がすべてを変える。人口は急速に増え、開発業者が土地を分譲し、大農園は解体され、村は郊外へと姿を変えた。

その過去からは、改革派の聖マルティン教会、聖フランシスコ教会、改革派コルンフェルト教会、マイアーホーフ、クレスターリ、代官屋敷、そして玩具博物館が入るヴェットシュタイン邸が残る。だが最も多くの人を集める建物は新しい。スイスでもっとも来館者の多い美術館、バイエラー財団美術館である。その展示室にはモネ、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソ、ベーコン、ウォーホルが集う。1707年にバーゼルで生まれたレオンハルト・オイラーは、幼少期の一時期をここで過ごした。

この場所が特別な理由

国境は北側をぐるりと回ってリーエンを取り巻く。町はバーデン=ヴュルテンベルク州へ張り出し、南の側面でバーゼルに接することでのみスイスとつながっている。半ば市街地、半ば森と畑という10.86平方キロメートルのなかで、旧集落は村の姿を保った。そしてまさにそこに、国内でもっとも来館者の多い美術館、バイエラー財団美術館があり、モネ、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソ、ベーコンが集まっている。

歴史と成り立ち

リーエンの名が文字になるのは1113年が最初である。1270年、村はバーゼル司教領に属していた。1522年にバーゼル市が司教領から買い取ると、大農園はバーゼルの市民層の手に渡り、彼らはそこに別邸を建てた。1833年の半州分割ののち、リーエンはバーゼル・シュタットに属する。転換は1900年ごろの路面電車とともに訪れた。交通の便が、農園の広がる土地を分譲された郊外へと変えたのである。第二次世界大戦中、ライン川の北にあり自然の防壁を持たないこの町はスイス軍の厳しい統制下に置かれ、裕福な住民の一部は内陸へ移っていった。

見どころと過ごし方

  • スイスで最も来館者数の多い美術館ベイエラー財団美術館を訪れる。館内にはモネ、セザンヌ、ゴッホ、ピカソ、ベーコン、ウォーホルの作品が集められている。
  • 1平方キロメートルあたり2075人という人口密度にもかかわらず、大きな村の趣を保つ旧市街を探索する。
  • おもちゃ博物館が入っているヴェットシュタイン邸、そしてバーゼルのかつての大地所の名残であるマイヤーホーフに注目する。
  • コミューンを北側から囲む国境線をたどり、レーラッハへの道沿いにある国境検問所まで行く。

家族で訪れる際に知っておくこと

  • ヴェットシュタイン邸内にあるおもちゃ博物館は、ベイエラー財団美術館に加えて子どもたちの興味を引くかもしれない。
  • このコミューンについて、資料には他にアクセスや特別な注意事項に関する記載はない。

カップルで楽しむ

  • ベイエラー財団美術館の展示室で、モネ、セザンヌ、ゴッホの絵画の前でひとときを過ごす。
  • バーゼルに近いにもかかわらず村のような規模を保つ旧市街を散策する。
  • 黒い森に源を発し、コミューンの領域を横切って近くのドイツ国境まで流れるヴィーゼ川沿いを歩く。

所在地

この場所の確認済み座標をもとに、要求時にGoogleマップのインタラクティブ表示を読み込みます。

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地図で見る (バーゼル=シュタット州)

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